一月一日

十五時に起きてデリヘルのホームページを見ていた。しかしアクセスが集中しているのか動きが重く、イベントの時に日本人の考えることなんて全てパターン化されていて自分もそのうちの一個に当てはまっただけなんだ、と思い、カップラーメンを食った。カップ…

2017

なんとなく時系列。 2017年に出会えた全員ありがとう。

チキン南蛮暴力団

電気が消えた真っ暗の部屋で、闇と同化した黒猫ヤエちゃんが見えなかった俺は思いっきりヤエちゃんの下半身のもっちり部分あたりを踏んでしまい、猫の下半身のもっちり部分あたりを踏んだ時にしか出ない「ポエギョ」という、それ専用の音が鳴りヤエちゃんは…

映画を創っている。それにあたり山崎ナオコーラさんの『この世は二人組ではできあがらない』を読んでいる。主人公は大学を卒業して本屋さんで週五でアルバイトを始める。 大学時代に本屋でバイトをしていた。顔がどことなく生駒里奈さんに似てる副店長は凄く…

お前らにはわからなくていい優しさ

下高井戸に引っ越してきて二週間ぐらいが経った。静かな街だ。というか高円寺がうるさすぎた。静かな街に来たからか、生活も静かになってしまい、洗濯物をきちんと畳んだり部屋を掃除したりするようになってしまった。綿ぼこりが友達だったのに。サッカーボ…

そして最悪の人生を消したい

文化放送『大竹まことゴールデンラジオ!』内のコーナー「ゴールデンヒストリー」にて、僕のハガキ職人経歴を紹介して頂きました。皆さんに感謝です。ありがとうございました。取材を受けている時、どうしても送っていた時のことを思い出してしまい、相模大…

Dean & DeLucaの袋にお米入れてる、みたいな話

‪16歳の時からiPhoneを使っていて機種変更の度にデータを引き継いでいるので、カメラロールの中には昔好きだった人も今好きな人も大喧嘩した人も死んだ人も知らない人も入っている。ただ、21歳と22歳の自分の写真は一枚も入っていなかった。18歳から22歳まで…

何て歌ってるのかわからないけど多分良いこと言ってる気がする

ハタチになった記念に何かしようと思い、近所にある銅像を毎朝触ることにした。十年が経って三十歳になった。友達から合コンに誘われてそこで出会った鬼ギャルに「俺毎朝近所の銅像触ってます。」と話すと、鬼ギャルが爆笑して「なにそれ、私も触りたいんだ…

トークイベントに出ます、と勢いで紡いだ文

仮免4回落ちてる友達が運転するレンタカーの助手席に乗った。ウインカー出さずに右折したり、赤信号で「これ行っていいやつ?」と聞いてきたり、道路の中央線またいだ状態でずっと直進したり、とにかく元気だった。海に行きたかった俺たちは首都高で道を間違…

十二時間ぐらいアルバイトをして、疲れたな、と思いながら金曜の終電間際の総武線地獄行きに乗ってバイトするために生きてるみたいになってるな、と思いつつノラ聴いてて、ノラのライブを友達と観に行った帰り道、友達が「人間として生きている以上、生理的…

機械たちが行かないでって言ってるんじゃないですか

やる事無さすぎて映画を観まくったりラジオにメール送りまくったりしていた2013年あたり、町田のベローチェコーヒーでよく一緒に190円のコーヒーを飲んでた。 本多劇場でそいつがボロアパートの一室の窓を開け、「僕の景色…僕の街…」みたいなことを言って始…

疾風の乱痴気、腹黒の生意気、人間の生活、先輩映写技師お姉さん

腹黒の生意気を観た。 感想を書く。ネタバレしまくりますのでまだ観てない人は今すぐiPhoneを井戸の底に投げましょう。 『Haraguro no Namaiki』『ブルーフォーブラッフォーガングリフォン』と系統的には似ている、感覚のみで最初から最後まで一本線通すタイ…

リノリウム色心臓

僕が一方的に想いを寄せている人がポニーテールになっていた。 今まで「ショートカット以外無価値ばいあぎゃんと、なーんが馬の尻尾かいて、茶色くてこぎゃんくるくるしとっとも全然意味がわからん」て熊本弁200%で映写室の横でゴールデンバットを肺壊しの勢…

昼休みに校庭でバスケをしていた。 高村くんは身長が2メートル3センチあるので、104対2でこっちのチームが圧勝していた。こうなるともうチーム決めのじゃんけんで高村くんを取った方が絶対に勝つので、昼休みの間ずっとじゃんけんやっとけばいい。 高村くん…

ロックのiPhone前髪チェック

映画の撮影が8割ぐらい終わった。またここから大変だ。四月ぐらいまでかかるのだろう。金無しフリーターが短編撮るだけで三十万円ぐらい使ってしまった。これでもだいぶ安い方だろうし、クレジットカードありがとう。楽しいと思えている。銭湯に行って熱熱の…

僕が一方的に想いを寄せている人から「どこが好きなの?」と聞かれて「いや…なんか…その…いっぱいあるんですけど……芯がある人で素敵だなというか、わかんないですけど、思ったこと全部言うのとか、思ったこと全部言ってるわけないんでしょうけどそういう風に…

2016年が終わりますけど

2016年が終わりますけど、今年公開のとても良かった映画達↓あなた自身とあなたのこと知らない、ふたりオーバー・フェンス団地ちはやふる(上の句&下の句)光りの墓アスファルトシング・ストリート山河ノスタルジア好きにならずにいられないヘイトフル・エイト…

そういうのわかんない僕ら

『十一時間ぐらい寝たんよ、今日。エロい事をする夢でさ、寝ると毎回夢を見る性質なんだけど、明晰夢みたいなやつできたこと一回もなくて、基本的に毎日夢の中の世界にのめりこんでるんだけどさ、だけどなぜか今日人生で初めて、夢の中で「待って!これ夢か…

俺はRPGを最後までクリアした事が一回も無い男

好きな女の人に「ごはん行きませんか〜」て誘って「嫌だ。行かない」てギア5に入ったままの正面衝突事故で返される毎日を過ごしていた2016年。傷つけるようなことをしたつもりは無かったから意味不明だった。その意味不明さを好きになっていたから尚更どうし…

金が無い。使うからだ。使わなかったら金はある。家賃が高い。国民全員同時に「せーのっ!はい!家賃0円!」て言えば家賃は0円になるのに。一番最初に「家賃」というシステムを思いついた人間のことが嫌いだ。そういう隙間の突き方をする人からは三角コーナ…

「お前らが女の子とよだれ垂らしながら遊んでる間に俺はサリンジャーとか太宰とか読んでるし、永遠にアホみたいな顔面で意味の無いことに時間を費やしとけやカス!」と思いながら三年間高校生活を過ごした。人生で初めて女の子の部屋に入った時、その子の本…

答え合わせタイムス

あんまり似合ってないな〜と思いながら今日も僕はスカジャンを着ています。背中に竜、前面にも竜、腕にも竜。女子高生の制服着たかったら制服店でもドンキでも行って買って着ればいいと思う。着るべきだ。幼稚園児ぐらいの時から外見と内面のズレで悩み続け…

毎日バイト先の喫煙所で大森靖子さんの『子供じゃないもん17』を一曲リピートの音量マックスで聴きながらタバコを吸い、外を歩く人を見ながらぼーっとしている。教科書みたいなこと聞きたいんじゃないのよ。髪の毛を金色にした。屈折して深く入り組みすぎて…

一年振りぐらいの嘔吐。十七歳の時から年に一回のペースで律儀におゲロの方を吐かさせて頂いていますが、原因は不明、血を抜いて顕微鏡で覗いたりお腹にベトベトの汁塗って超音波飛ばしたりレントゲンプリクラ感覚で撮りまくってもお医者さんは「ストレス的…

あの子の考えることは変

とうとうタバコを吸い始めた。二十三歳から吸い始めるやつ一番変。一番怖い。 地震に体力を持ってかれた母親が休憩のために東京に遊びに来た。その割に昼の2時のゴリラぐらい元気で、やたらと色々なところに連れ回される。「前髪が真っ直ぐで元気無い男はモ…

summer,2016

新米映写技師になる。嬉しい。35mmフィルムを上映してみたい。映写室にはロマンがぱんぱんに詰まっていて、映画の神様たちが朝の遅延した時の中央線ぐらいぎゅうぎゅうに居る。駅員さんが押してる。そこに失礼しゃす、という感じだから、脚本を書いている自…

立つ鳥跡の濁し方アーティスティック

「ジョン・ライドンとか町田さんとかヒロトはまず自分に対してパンクだな、何よりも先にまず自分を破壊しているからああいうユートピアを創造できるんじゃないのだろうか」と十四の夏に考えとけよ、な事を二十三の夏にぼーっと思って、ほぼ二徹して友達と明…

インロウタキンは昔からあって実は良くないが頭の上

季節の変わり目だからブタみたいなフケが止まらない。哲学おもしろ批評おじさんこと小林秀雄の全集がブックオフでセール棚みたいなところで売られてたから「めずらし」と思って買った。おもしろい。小林秀雄 a.k.a 哲学おもしろ批評おじさんよく行く純喫茶に…

『山河ノスタルジア』と『ブルックリン』をぶちこんだ。後ろに座ってたおじさんが二時間ひたすらビニール袋をガサガサ鳴らすビニール袋大好きおじさんで、もう僕もビニール袋ガサガサ鳴らしてスクリーン中をビニール袋ガサガサでいっぱいにして全員を幸せに…

友達が津村記久子さんの『君は永遠にそいつらより若い』という本を貸してくれた。昔から本屋で見かけるたびに「タイトルのセンス半端ない本あるな〜」と思いながらも未読で、その話をしたら貸してくれた。読んでる時にずっと死んだ友達のことを考えていた。…