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十二時間ぐらいアルバイトをして、疲れたな、と思いながら金曜の終電間際の総武線地獄行きに乗ってバイトするために生きてるみたいになってるな、と思いつつノラ聴いてて、ノラのライブを友達と観に行った帰り道、友達が「人間として生きている以上、生理的に絶対的なパワーで『素敵』と思わざるを得ない、みたいな声だったね」と言われ、確かに、と答えたのを思い出した。武道館から歩いて神保町のボンディに行って甘口の海老カレーを食った。うまかった。

一番変な友達と久しぶりに会ったら「最近金だわしで尻をゴシゴシ洗うのにハマってんだよな〜」と言っていた、いつも通りで安心した、「LINEに入ってる女の子全員に毎日連絡して隙あらば抱こうとしてる」と言っていた、いつも通りで安心した、長いこと彼女と同棲していたけど最近別れていた、「歯ブラシが一本になってた時がしんどかったね」と言っていた、別れた元カノとララランドを観て泣いたと言っていた。
自分含め身の回りの男たちの好きとか嫌いとかの話がだいぶごちゃごちゃしている。友達関係から恋人関係へと発展させたいけど勇気が出ないとか、デートに誘ったけど相手が待ち合わせ場所に来なくて四時間待ったけど結局来なかったとか、金だわしで尻をゴシゴシ洗うのにハマっているとか、でもみんなちゃんとしんどいしんどい言いながらも頑張ってるのが滑稽さと切なさに拍車をかけている。金だわしで尻をゴシゴシ洗うのにハマってんじゃねえよ。

夏が来そう。くそモテないし会話が下手くそすぎて爆発寸前の底辺ミニシアターアルバイターたちは今日もスクリーンから漏れてくる音を聴きながら「各駅停車の電車に乗って一駅一駅全部降りるやつやろうぜ」と謎の約束をする。そのスクリーンに映りたかったり、そのスクリーンに映ってるものを作りたくて山や川に囲まれた土地から集まってきた男たちだった。
映写室の暗闇で親の仇レベルでセブンスター吸い込む日々を何にも繋げられなかったらその無力さにクソブチギレてやろうと思う。

ラップユニットをやっている女の子二人と仲良くなったのでライブを観に行った。ライブハウスの一番後ろで壁にもたれかかってライブを観ていた。褒め殺し的な感じになったら申し訳ないけど目の前で命削って戦ってる二人を観て、なんか生きててよかったなみたいな変な境地になってふわふわしながら観ていた。数年前の自分と今の自分が地続きになってることを明確に自覚する瞬間「うわ〜〜〜まじで〜〜〜???」てなる。

バイトの休憩時間で絲山秋子さんの『離陸』をちまちま読み進めて、全然読み終わりたくない感じになっている。

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